事故例:落雷 で火災報知器が破損

事故の状況

落雷 被害〜しかし時価だったため補償は実損の半額に

某宗派本山Jの地域で午後から、ゲリラ豪雨と 落雷 が発生しました。落雷直後、雷が原因で停電を起こし、本山を管理する自動火災報知設備の基盤が故障しました。

付近の寺院でも停電被害が報告されていました。

落雷による衝撃損害、電気機器などへの波及損害で保険金が支払われました。

補償内容

保険種類 火災保険
保険の対象 庫裡
補償内容 落雷
保険金請求 自動火災報知機設備

損害の内容

設置されていた自動火災報知機の基盤の機種が古く、新しく自動火災報知機の基盤を新設されました。

火災保険の保険金額を「時価」でご加入されていましたので、新しく設置された報知器の全額をお支払いすることはできませんでしたが、半分以上は保険金をお支払いすることができました。

寺院アドバイザーからのコメント

落雷による損害では、落雷で屋根瓦を直撃するケースもありますが、今回のケースのように火災報知器を設置されているお寺では、落雷での波及損害の場合もあります。

近くで落雷が発生した場合は、正常に自動火災報知機が作動しているかご確認ください。

境内に大木がある場合は、落雷や風災で万が一、倒れた場合の処置方法も考えておかれるといいでしょう。

お寺の火災保険

2018年12月20日

【PDF配布中】寺院専用の賠償責任保険【事故例付き】

2018年10月10日
比例填補のイメージ

評価額 を知らずにこんな 火災保険 に加入していませんか?

2018年3月12日
過去には落雷でこんな事故も起こっています。
www.kyoto-np.co.jp
 
保育園隣で火災、住民ら協力し避難 京都、園児9人無事 : 京都新聞
https://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20180703000047

参考にしたい火災保険情報

消防法の改正により、新たに消防用設備として無線式自動火災報知設備が加わりました。配線が不要なため、歴史的建造物の外観を損なうことなく本堂と庫裏との火災報知設備を連携させることが可能です。

消防法では防火対象物が指定されていますが、寺院は「非特定防火対象物(11項)」にあたります。また一部重要文化財は寺院であっても「非特定防火対象物(17項)」の防火設備を満たす必要があります。・参考)消防設備ナビ〜(財)日本消防設備安全センター

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