昨今の自然災害の増加に伴い、各保険会社は火災保険の保険料率の見直しや保険期間の短縮が行われております。
また国内で相次いだ風水害で、今年の秋に4年ぶりに火災保険料の一斉値上げがニュースに取り上げられました。
毎年のように頻発する自然災害は、ご住職にとって悩みの種になりますね。
アクシデントが発生した場合、火災保険で対応できる損害であるのか、保険には未加入でお寺の資産(アセット)や檀家さまからのお布施で復旧するのか、お寺のリスクマネジメントは様々です。
火災保険、お寺に必要な補償とは?
お寺でご加入されている火災保険の証券をご確認させていただくと、高い保険料を支払ってまで、想定されているリスクに対応する補償が必要なのかと思うことがあります。
「物体の衝突や落下」の補償で、例えば、お寺のガラスが一部割られた程度の損害であれば深刻なダメージがあるとは思えません。
お寺の境内に隣接している場所が、車の交通量や人通りの多いとなれば、塀など損害を受ける可能性が高くなります。
そうすると、想定される損害も補償に加える必要はありますが、こちらも深刻なダメージとは言い難いです。
台風などの強風で、お寺の屋根瓦にアクシデントが発生した場合、本瓦やチタン製の瓦は材料が高くつきます。
また、台風被害が広範囲になると業者を確保することが難しくなり、復旧作業が遅れることにより雨漏りなどの2次被害に繋がります。
建物の被害エリアが広がれば、修復費用の支出も大きくなります。
「お寺の火災保険はこの補償からスタートしてみれば?」
もし、お寺で火災保険に未加入の場合、下記の補償内容からスタートしてみればいかがでしょうか。
基本補償 | 火災・落雷・破裂・爆発 |
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追加補償 | 風災・ひょう災・雪災 |
以上の2項目の補償を押さえておけば、深刻なダメージを受ける経済的な損害は少ないと私は思います。
また、保険料ベースでご検討の場合も、補償の選択肢をシンプルな補償にするだけでコスト削減につながります。
ご契約例
保険種類 | 火災保険 |
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所在地 | 京都 |
保険対象 | 本堂・庫裏 |
保険金額 | 1億円 |
保険内容 | 基本補償(火災・落雷・破裂・爆発)+風災・ひょう災・雪災 |
年間保険料 | 87,480円(令和1年6月現在) |
一瞬でも気になったらご相談下さい。
良くも悪くも我々は、社会的コストがかかる生活に慣れています。
また、それらが必要であるかの有無に問われます。
保険で選択肢が多すぎて時間を取られるのであれば、一度弊社にお問い合わせください。
早急に改善致します。