事故例:瓦塀を壊された

事故の状況

広い敷地を囲む瓦塀への損害

某宗派本山Hの敷地面積は3000㎡。外周は瓦塀で囲われています。

南側の瓦塀の道路は、比較的に広く、交通量も少なく、大きな公園もあることから、瓦塀の隣に路上駐車されることが多くあります。

駐車車両は、一般車両、営業車、トラックなど多岐に渡ります。
一般的な車両だと瓦塀の瓦に接触することはありませんが、背の高い営業車やトラックなどは、サイドミラーが接触したり、トラックの箱型の荷台が接触する可能性が十分にありました。

以前から注意深く見回りをされていましたが、瓦塀に破損が見つかり、ご住職から南側の瓦塀の瓦が何枚か落ちているので、修繕したいと連絡がありました。

補償内容

保険種類 火災保険
保険の対象 門・塀
補償内容 物体の衝突
建物の損害 瓦塀

事故の内容

現場の確認をさせていただいたところ、トラックのサイドミラーが瓦塀の瓦部分に接触したようでした。

本山の塀は、厚みもあり、屋根瓦を使用する瓦塀でした。

接触した部分は、新しい瓦に取り替えました。

寺院アドバイザーからのコメント

その後の対応策として、ダミーの防犯カメラ、ロープやカラーコーンなどで駐車できないように提案をさせていただきました。

また、古くから建っている瓦塀の瓦は、内部で鉄筋の骨組みや銅線で瓦を固定されていません。崩れ落ちる危険性もあるので、十分な管理が必要とされます。

万が一、通行人や車に損害を与えると、賠償責任問題へと発展する可能性もあります。

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