保険金額の「新価」と「時価」について

台風21号の被害

思わぬ事故や災害での修繕に備えましょう

住火災保険の評価基準の「新価」と「時価」

現在、火災保険にご加入であれば、建物の評価方法が新価ベースなのか時価ベースなのかわからない住職も少なくはないでしょう。
お守りの代わりだから、加入していれば大丈夫と思っていませんか?

適切な評価に基づく保険金額が設定されていなければ、事故の際に十分な補償をすることができず、保険会社とトラブルになるおそれがあります。
必ず適切な評価を行われることをおすすめします。

評価額には、「新価(再調達価格)」と「時価」の2つの基準があります。
新価 保険の対象である本堂や庫裏などを同等のものに再築・再購入するのに必要な金額(再調達価格)
時価 「新価(再調達価額)」から経過年数や使用による損耗分を差し引いた金額

建物の補償金額は保険会社により異なります…一度、火災保険の見直しをご相談ください。

おすすめは「新価」

「時価」を基準に保険金額を設定した場合は、経過年数や消耗分によって下がった本堂や庫裏等の価値を基準にして損害額をお支払いするため、修理費が全額補償されなかったり、同等のものを新たに建築あるいは購入するだけの費用が補償されなかったりすることがあります。

同等の建物を新たに建築あるいは購入するためには、「新価」を基準に保険金額を設定することをおすすめします。

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